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オーダースーツを作る前に知っておきたいスーツの基本用語

店舗でオーダースーツをいざ作ろうとしたとき、店員さんとの会話でスーツにまつわる専門用語が飛び交い、話についていけない……できればこのような恥ずかしい経験は避けたいですよね。オーダースーツを作る前に、スーツに関する基本用語について押さえておけば、店員さんとのコミュニケーションもスムーズです。
ここでは、オーダースーツを作ろうと検討している方に向けて、スーツに関する基本用語を紹介していきます。

ジャケットの基本用語

カラー

別名、上襟と呼ばれます。ジャケットの首あたりの襟のことを指します。

ラペル

別名下襟と呼ばれます。ラペルは、細いと若々しい印象を与え、太いと大人っぽい印象を与えます。最近のスーツは細いラペルものが多いです。

ラペルホール

フラワーホールとも呼ばれます。ラペル部分にあるボタンホールのことを指します。この部分にラペルピンなどを刺せば、雰囲気が変わり華やかな印象を与えることができます。

ゴージ

ゴージは、カラー部分とラペル部分が繋がっている箇所を指します。通常スーツでは上襟と下襟はそれぞれ別に作られ縫い合わされています。

フロントダーツ

胸の部分からポケットにかけて入っているつまみ縫いを施した際にできるラインのことを指します。これがあることによって、体にフィットしジャケットのシルエットに立体感を与えます。

フロントカット

ラペル部分から裾に向かって曲線を描いている部分を指します。フロントカットにはイギリス式とイタリア式があり、イギリス式は開きがせまく、イタリア式の方が広くなっているのが特徴です。

スラックスの基本用語

クリース

スラックスのセンターの折り目のことです。美しいシルエットやレッグラインを魅せる際にポイントとなります。

タック

別名前ひだやプリーツとも呼ばれます。タックがないものをノータック、タックが一つのものをワンタック、タックが二つあるものをツータックと呼びます。近年ではノータックが主流です。

ベルトステイループ

ウエスト部分にベルトを通しますが、ベルトを通す輪のことを指します。この部分は、ベルトを通すことによる摩擦で傷んでしまいやすい部位です。

オーダースーツを作る前に基本用語を押さえておこう

オーダースーツを作る前に押さえておきたい用語について紹介しました。スーツは奥が深く、一つ一つのパーツに意味や役割があります。オーダースーツを作り上げていく過程で、しっかりと専門用語について押さえておけば、納得のいく一着が作れると思いますよ。