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採用サイトって本当に必要?採用サイトを持つメリットとは?

求人広告を出しているのに、思ったより応募者が集まらない……企業の人事担当者のなかにはこのような経験があるという方もいるでしょう。
求職者を集めるのに特に重要なのが自社の「採用サイト」です。求職者は応募をする際、ほとんどの場合採用サイトを見ています。そのため、採用サイトの制作を怠ると、よい人材が集まらない傾向にあります。
ここでは、自社の採用サイトを持つメリットについて解説していきます。

企業が自社の採用サイトを持つメリットとは?

求職者が転職を考えている際、最も参考にしているサイトは、企業のホームページです。求職者のおよそ9割が企業のホームページを確認しているといわれています。
求職者が企業の採用サイトを見ている理由として、求人広告だけではわからない企業ならではのリアルな情報や、会社についての詳細な情報を入手したいと考えているという方が多いためです。

特に最近では「ブラック企業」という言葉も蔓延しており、絶対に転職に失敗したくない!と身構えている求職者も多いのが実情です。そのため、採用サイトを訪問し、細かくチェックするという求職者が増えているのです。

採用サイトを持つメリットの1つは、「入社後のミスマッチを未然に防ぐことができる」という点です。求職者が情報を集めれば集めるほど、企業について深く知ることができ、ミスマッチを防ぐことができます。採用サイトに、企業の理念や求める人材、仕事内容などの詳細な情報を記載しておけば、自分に合う企業かどうかが判断することができます。

採用サイトを持つメリットの2つ目として、「志望する意欲を高められる」という点です。採用サイトは他の求人広告と違って、文字数やスペースの制限がありません。そのため、企業が伝えたいと思う情報を、存分に掲載することが可能です。詳細な情報を掲載すればするほど、求職者にとってその企業に魅力を感じ、結果として志望意欲を高めることにつながっていきます。

採用サイトの実例:銀座英國屋リクルート

銀座英國屋

東京銀座に位置する、英國屋は創業80年のオーダースーツを専門とする老舗紳士服店です。
英國屋の採用サイトは、以下の構成になっています。
・会社案内
・スタイリストの魅力
・採用までの流れ
・90分インターンシップ
・社員インタビュー
・募集要項一覧

英國屋の採用サイトは、求職者にとって知りたい詳細な情報が多く詰まっています。例えば、スタイリストとしての仕事内容、採用までの流れ、インターンシップに関する情報、社長からのメッセージなど、整然と情報が整理され、写真もほどよく掲載されて見やすく、求職者にとって訴求力が高いサイトとなっています。
自社の採用サイトを作っていく上で参考になるサイトといえます。

採用サイトを作り込んでよい人材を集めよう

採用サイトのメリットについてここまで解説してきました。採用サイトは、会社にとって顔となる部分です。求職者に向けて、情報を網羅し心打たれる採用サイトを作り込み、自社が求めるよい人材を集めていきましょう。