パートナーの行動に違和感を覚えたときの浮気調査という選択
働き盛りな30代・40代ビジネスパーソン同士の夫婦は、日々仕事に追われるうちに、以前よりも会話が減ってしまいがちです。そんな生活の中でふと、パートナーの行動や会話の端々がなんとなく前よりもそっけないような、小さな違和感を覚えることがあるかもしれません。それが何を意味するのかが分からず、でも誰かに相談もできず、一人で悩んでしまう方も少なくないでしょう。
この記事では、共働きの夫婦がパートナーに違和感を覚えたとき、どのように気持ちを整理し行動すればいいかを解説します。誰にも相談ができず不安を抱えてる方が、浮気調査という選択肢も含め、取るべき行動を冷静に判断できるお手伝いができたら幸いです。
違和感を覚えたときはどうするか
信頼しているパートナーの行動に違和感を覚えてしまったとき、怒りや不安、悲しみなど、様々な感情が湧きだして来るでしょう。ですが、そんなときこそ一度深呼吸をして、その違和感が何を意味しているのかを冷静に分析してください。違和感の正体を知ることで、自分の気持ちを整理できるはずです。
違和感が生まれたきっかけを考える
まずは、違和感を覚えたときのことを思い返して、違和感が生まれたきっかけがなんだったのかを考えましょう。違和感を覚えたのはいつ、どんなときだったか、覚えたのは一度きりか少しずつ積み重なった結果なのか、思い返してください。さらにそれは行動の変化なのか、言葉づかいなど雰囲気の変化なのか、きっかけは様々なところにあります。
パートナーを疑うことはとても辛いことですが、しっかり自分と向き合い、その違和感の正体を探り、事実と推測をしっかり判別してください。ここで両者を区別できれば、自分が何をするべきか、道筋がはっきりしてくるはずです。
生活環境の変化に目を向ける
直近で、自分やパートナーに、昇進・異動・転職といった仕事上の変化が起きていませんか? これらは生活のリズムを大きく変えてしまうため、その変化が二人のすれ違いを招いているのかもしれません。顔を合わせる時間が減るとどうしても会話も減ってしまい、すれ違いから生まれる誤解も解きにくくなってしまいます。
そういうときには、お互いにひざを突き合わせてゆっくり話をすることが大切です。生活環境が変わったときは、改めてパートナーとの関係を見直しましょう。
自分の心や状況を見直す
忙しい日々を送る中で心身とも疲労が蓄積してしまうと心に余裕がなくなり、ささいなことでも気になるようになってしまいます。そうすると、今まで気にしていなかったパートナーの言動が許せなくなってしまったり、以前の行動を思い出して苛立ったりしてしまうことがあります。小さな違和感の正体は、自分の心が勝手に作り出していたものだった、というケースです。
自分が疲れていると自覚できたとき、相手のことはもちろんですが、自分のこともしっかり見つめ直してください。夫婦関係をよいものにするためにも、二人が心身ともに健やかであることは必須です。
共働き世帯で起こりやすい生活リズムの変化とすれ違い
共働きの夫婦は、仕事の都合などで生活のリズムにズレが生じやすい面があります。職場環境の変化や繁忙期の影響などでそのズレが大きくなると、しばしば会話どころか連絡そのものが少なくなってしまいます。そのような状況ではすれ違いから誤解も生じやすいうえに、連絡が減った理由が忙しさなのかそれともわざとそうしているのかが判断しづらくなってしまうでしょう。
そういったときはついつい悪い方向に想像が及んでしまうものです。相手が沈黙していることにあれこれ理由をつけてしまい、知らぬ間にあらぬ方向へ一人で迷い込んでしまいます。そんな気持ちでパートナーと接すると、ちょっとしたことでも衝突が起きかねません。
このようなすれ違いが生まれてしまう背景には、夫婦の話し合いの時間が足りないことも要因です。話し合いの枠を取れないと、確認より推測が増えてしまい、ネガティブな想像ばかりが膨らんでしまいます。話し合いの時間を設けて互いの近況や生活リズムについて共有し、すれ違いの解消に努めてください。
浮気の可能性も含めて冷静に確認したいポイント
夫婦の状況や生活リズムをしっかり共有し、すれ違いを解消して、それでもなお違和感がぬぐえない場合は、どうしても浮気の可能性を考えてしまいます。ですが、それと断定してしまう前に、どのように浮気かそうでないかを判断すればよいかの基準をしっかりと考えてください。
大きなポイントは、パートナーの行動に違和感を覚えるタイミングが特定の曜日・時間帯に偏っていないかどうかです。毎週特定の曜日の帰宅時間が遅いといったようなことが連続して見られる場合は、浮気の可能性が出てきます。その場合、生活リズムも同じように変わっている可能性があるため、注意してください。
見るべきなのは、パートナーの行動に違和感を覚えたとき、それが特定の曜日や時間帯などに偏りがあるかどうかです。そのような状況が認められてたときは、少し注意してください。生活リズムの変化をその偏りが一致していないか、という点にも気をつけましょう。
また、この生活リズムの変化について説明を求めたとき、その理由によって説明の内容にも傾向が出てきます。本当に忙しい場合は説明の情報が不足しがちで、後ろめたい理由がある場合は逆に口数が増えることが多いため、注視してください。また、説明を求めるときは相手を追い詰めないように意識し、落ち着いて話をする時間を確保しましょう。
感情に流されず事実で判断するための選択肢
結論を急ごうとするとどうしても感情的になってしまいますが、こういう場面でこそ冷静になるよう努めてください。そのためには、自分が取れる選択肢をいくつか用意し、段階的に進めるよう心がけるといいでしょう。
まずは、夫婦でしっかり話し合いをする時間を確保し、互いの腹を割って話をしてください。違和感の正体は、往々にしてコミュニケーション不足によるすれ違いが生んでいることがあります。互いに忙しくても、少しでいいからお互いの状況や想いを相手に伝えてください。
少し距離のある知り合いに相談してみることも一つの手です。身近な相手は感情を刺激しやすく、ときに冷静な判断を難しくしてしまいます。接点が比較的薄い相手に話をすることで状況もよく整理でき、問題点のあぶり出しにも役立ちます。
それでも違和感がぬぐえず、どうにも手詰まりになってしまうかもしれません。そうなったときには浮気調査という選択肢もあります。信頼のおけるプロに依頼して事実を詳らかにし、次に取るべき行動を判断できるようになります。
浮気調査を検討するなら、自分が本当に知りたいことをしっかり言語化しましょう。知りたい範囲が曖昧だと、本当に自分が知りたい情報が得られないかもしれません。しっかり目的を見据え、検討をしてください。
判断したあとに考えたい夫婦関係の向き合い方
すべての事実が確認できたあとは、今後の夫婦関係をどうしたいのかを考える段階となります。このまま夫婦関係を続けるのか、あるいは互いに距離を置くか、どちらも十分想定できます。どちらを選ぶにしても、感情と条件をしっかり分け、悔いのない判断をしましょう。
関係を続けるのであれば、そのための条件と許容できる範囲を明確にしてください。この基準がぶれてしまうと、今後同じことが起こりかねません。生活リズムなども見直し、良い関係を築けるような枠組みを作りましょう。
一方で、距離を置く判断も現実的な選択肢です。心身の摩耗や引き返せないほどに信頼関係が崩壊してしまっていたら、自分を守るためにも関係を終わらせることも視野にいれましょう。これを明示せず曖昧なまま一緒にいると、互いのためになりません。
どちらの道を選ぶにしても、しっかりとしたルールを決めないと、どうしても感情に逆らえないケースが出てきてしまいます。予定の共有頻度やお金の扱いなどをルール化し、日常の設計まで落とし込んでください。
まとめ
この記事では、共働きの夫婦がパートナーに違和感を覚えたときに、どのような行動が考えられるかを解説しました。共働きの夫婦は、ささいな生活リズムの変化によるすれ違いからちょっとした誤解が生じやすくなってしまいます。忙しいなかであってもコミュニケーションを取れるよう、時間の使い方などをお互いに意識してみてください。
違和感の原因を突き止めたいのであれば、浮気調査といった手段も視野にいれながら、しっかり情報を集めましょう。冷静に、事実と推測を分けながら違和感の正体を見極めることができれば、その後に取るべき行動もきっと見えてくるはずです。

