エストニア発！オンラインで完結するAI顔認識システムとは？

クレジットカードなどを発行する際、本人確認書類の提出を求められることが一般的ですが、この作業に煩わしさを感じる人も少なくありません。

このような金融系のサービスにおいては、顧客確認を必須条件にしているため、この工程は避けられません。

このような手続きをオンラインで完結させる仕組みも出てきてはいますが、対応は遅れているのが実情としてあり、本人確認の完全オンライン化は費用が高額であるため、大手企業でないと対応が難しい現状があります。

そうした中、エストニアのスタートアップ企業が、これまでの常識を変え大きな取り組みをスタートさせています。詳細についてみていきましょう。

エストニアのスタートアップ企業が「Veriff」というサービスを打ち出し、オンラインで本人確認を正確かつ簡単に行える仕組みを作りました。

具体的には、スマホやPCなどのカメラで顔と運転免許証やパスポートなどのIDカードを写すことで、顔を分析し本人確認を行うといった仕組みです。

このVeriffでは、AIによる顔認識の技術と機械学習を取り入れています。顧客とIDカードの映像のみならず、使用しているデバイスやネットワークの情報から多くのデータを収集し分析が行われる仕組みになっています。

Veriffを活用する上でのメリットは、本人確認を行うために書類を郵送で送付したり、窓口へ行ったりといった負担が軽減されることが挙げられます。

企業側としても、本人確認を確実に行うことができるため、詐欺の防止や手続きなどに対応するスタッフの人件費の削減などにもつながっていきます。

Veriffの導入方法ですが、いたってシンプルです。Webサイトで申し込みを行い、完了後ログインして必要なコードをコピーし、自社のサイトやアプリでそのコードをペーストするだけです。

運用方法もシンプルで、プレミアムプランの場合は月々の費用は49ユーロ（6300円程度）となっており、顔認証1件ごとに2ユーロ（260円程度）で利用できるため、多くの企業で取り入れやすいサービスとなっています。

クレジットカードなどの発行の際の本人確認はもっと簡単でシンプルに申請ができないかとやきもきした経験がある方も多いのではないでしょうか。

エストニアのスタートアップ企業は、AIの顔認識技術と機械学習を駆使して、これまでの常識を大きく覆すサービスを打ち出すことに成功しました。

個人情報を扱う企業担当者の方は、従来のやり方を変えveriffの導入を検討してみてはいかがでしょうか。