セットアップスーツとは?上手な着こなし方からおすすめのブランドを紹介
オフィスカジュアルの風潮が広まっていくなか、セットアップスーツが近年注目を浴びつつあります。ただ、セットアップがどのようなものなのか、何となくはわかるけれども具体的な定義についてはあまり知らないという方も多いと思います。
ここでは、セットアップスーツの定義から、セットアップのコーディネートの仕方、セットアップを選ぶうえでのおすすめのブランドについて詳しく解説を行っていきます。
セットアップスーツってどんなもの?
セットアップスーツは、最近のトレンドでもあり取り入れたいという方も増えてきています。セットアップスーツについて定義を明確にするとともに、スーツとのちがいについても解説していきます。
*セットアップスーツとは?
セットアップの意味ですが、ジャケット(上)とパンツ(下)が同じ素材で作られている洋服のことを指します。上下が同じ素材で作られていることから、統一感が生まれ違和感なく着こなすことができます。この定義にあてはめると、スーツもセットアップに分類されます。
日本において、セットアップが注目されている要因のひとつとして、日本人の体形が多様化していることにあります。スーツの場合、既製品は上下セットで販売されているのが通常であるため、特にサイズ選びが難しくなります。肩幅が広い人や狭い人、腰回りが太い人、細い人など、日本人の体の特徴は人によってさまざまです。このような事情があるため、ジャケットとパンツをそれぞれ別で購入できるセットアップスーツが注目されているのです。
また、近年オフィスカジュアルの風潮があり、セットアップスーツが注目を浴びています。スーツはファッション面ではどうしても単調になりがち。セットアップスーツを着ることで、ファッションの幅も大きく広がっていきます。
*セットアップとスーツのちがい
セットアップとスーツのちがいについて解説していきます。セットアップは通常、ジャケットとパンツが別々で販売されています。そのため、ジャケットだけ、もしくはパンツだけ単体で購入するということも可能です。前述したとおり、セットアップはジャケットとパンツをサイズちがいで購入することができます。一般的にスーツは、上下がセットでしか販売されていないため、その点がセットアップとスーツの大きなちがいであるといえます。
ただ、レディースにおいては、セットアップがジャケットとパンツがセットで販売されているケースもあります。レディースにおいては、一般的にフォーマルで着用するものはスーツ、カジュアルで着用するものがセットアップとなります。 また、セットアップとスーツでは、使われている素材が異なります。スーツはウールで織られた光沢感のある生地が使われていることが一般的ですが、セットアップの場合はウールの他に、綿や麻といった素材も使われることがあります。このように、セットアップは素材の面でもよりカジュアル感の強い素材が使われることが多いです。
セットアップのコーディネート方法
ここからは、セットアップのコーディネートの方法について解説していきます。ビジネスシーンで使えるオフィスカジュアルスタイルから、休日にセットアップを着こなすオフスタイルも交えながら見ていきます。
*オフィスカジュアルスタイル
・モノトーンでまとめる
オフィスカジュアルでは、モノトーンコーデでスタイリッシュにきまります。モノトーンコーデとは、白、黒、グレーの3色のみを使ったスタイルのことをいいます。この3色のいずれかをジャケット、パンツ、インナーに取り入れることで、全体的にきれいにまとまり、大人の雰囲気を醸し出すことができます。
・春夏の季節感を醸すベージュのセットアップをチョイスする
春夏の季節感を出したいのであれば、ベージュカラーのセットアップがおすすめです。ジャケットとパンツにベージュカラーを採用し、インナーに白のシャツをもってくれば爽やかな印象になります。また、インナーにニットを合わせるのもおすすめです。靴はスニーカーではなく、黒の革靴をチョイスすることでラフすぎないスタイルとなり、カジュアルさをだしつつもフォーマルな印象を与えます。
*休日のオフスタイル
・インナーでパーカーを採用する
休日に着るオフスタイルであれば、セットアップにパーカーを合わせるのもおすすめです。パーカーはカジュアルスタイルでは代表的なアイテムですが、セットアップと合わせることで、ほどよいラフ感を演出できます。セットアップコーデはシルエットが単調になりがちですが、パーカーをインナーにもってくることで、首元にボリューム感が生まれます。
プルオーバータイプのパーカーだとスマートな雰囲気になり、ジップアップタイプのパーカーではジップをあけることでストリート感を強く押し出すことができます。
・小物を取り入れてカジュアル感を出す
オフスタイルのセットアップコーデでは、小物を取り入れることでカジュアルダウンをはかれます。カジュアルダウンさせるアイテムの一例として、スニーカーがあります。セットアップと同系色のスニーカーだとスタイル全体にまとまりが生まれますし、原色系のカラーなどをもってくると、スタイルにアクセントをもたらします。
その他、ニット帽やキャップといったアイテムもカジュアルな印象を与えることができるためおすすめです。セットアップは普通の着こなしをしているだけできれいにまとまりますが、帽子を取り入れるだけで休日のオフスタイルを演出することができます。
セットアップを選ぶうえでおすすめのブランドとは?
*バーニーズ ニューヨーク
バーニーズ ニューヨークは、アメリカ発祥のブランドです。バーニーズ ニューヨークの特徴は、アイテム数が豊富であること。メンズ、レディースファッションはもちろんのこと、アクセサリーなどの小物類も充実しています。
バーニーズ ニューヨークの店舗に足を運ぶと、店内の雰囲気に魅了され自然と心を惹かれる方も多いことでしょう。バーニーズニューヨークが展開するセットアップは、メンズ、レディースともに洗練されたスタイリッシュなアイテムが揃っています。
*デザインワークス
デザインワークスは、イギリスのロンドン発祥のブランドで、アバハウスインターナショナルが展開するメンズ・レディースのファッションブランドです。デザインワークスは、イギリスの伝統を継承し洗練されたアイテムを中心としながら、最新のトレンドも意識したスタイルを提案してくれます。20代〜50代まで幅広い世代に広く支持されていますが、主なターゲットは30代〜40代となります。
デザインワークスでは、無駄を省きシンプルなデザインのアイテムが多いため、オフィスカジュアルで着こなすセットアップについても、エレガントな着こなしが可能です。
*英國屋(オーダースーツ専門店)
英國屋は東京銀座に位置する、創業から約80年を誇る老舗のオーダースーツ専門のお店です。スーツはもちろんのこと、セットアップについても仕立ててもらうことが可能です。プロのスタッフが採寸を行い、自分の体型にフィットしたものを仕立ててもらえるため、既製品にはない着心地を体感することができます。
選択できる生地も、ウールを中心として無地のものからストライプやチェック柄といったデザイン性に富んだものまで豊富に取り揃えており、JHON FOSTERやWOODHEADといった生地では、約20万円台から仕立ててもらうことができます。
まとめ
ここまでセットアップスーツに焦点を当て、詳しく紹介をしてきました。セットアップは、昨今のオフィスカジュアルの風潮があるなか、取り入れやすいアイテムです。セットアップは、ビジネスシーンでも取り入れることができますし、休日のオフスタイルでも取り入れることが可能な万能なアイテムです。
セットアップはさまざまなブランドから出ているため、是非自分好みのお気に入りのセットアップを見つけてみてみましょう。